彼がいなくなり
案内してもらった共同スペースへ妹と行ってみる
さきほど外へ繰り出した際に買った
水やジュースを共同の冷蔵庫に入れて
海が見渡せるバルコニーに腰掛ける
日は徐々に傾き
まんまると燃える太陽は
気付くと半分沈みかけている
ゲストハウス前の車道で
大きなコンクリートの塊がごろりと転がっていて
片道の道路を塞いでいる
一台の車がそのうちの1つの塊にぶつけたようで
車を停めて電話をしていた
行き交う車
沈む夕陽
オレンジに光る海
それらはクラクションの音とうまく混ざり合って
小さなセカイができていた
ぼんやりと
コンクリートが道路を塞ぐことで起こる
さまざまな物語を見ながら
妹といろんな話をした
お互い海外生活を経験することで得た考え
海外に対する考えや
日本に対する考え
自らの環境下には
色んな選択肢があって
それは
良くも悪くも
今のセカイが便利すぎるからで
それでも
実際の本質は
昔と変わらず
得ることは難しい
気付けば夕陽は完全に沈んで
コンクリートは誰かの手によって
邪魔にならない場所によけられていた
何もなくなる夜が来る前に
お腹を満たしておかなければならない!!
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